Degication 一般社団法人デジケーション

MBD PID制御系設計研修

Part1 MATLAB/Simulinkによるモデル構築

MBDプロセス研修のページをご確認ください。

MBDプロセス研修

Part2 物理モデリングの基礎

流出流量は液位に比例する…という部分をどう描けばいいかがちょっとまだわかっていない。物理的におかしなところはないか?(h=0なのに、qoutに値が入る構図)という点で見ればいいのか?その「アタリ」の付け方のコツを知りたいと思います。言われてみればわかる…という感じでした。

 

演習2-1(2)ですが比較演算してからh[m]>=H[m]になったときにquotをH[m]にするで合っていますでしょうか?しかし、比較演算はまだ出てきていない?

 

Q H(タンク高さ)をパラメータとして設定していますが、モデルには含まれていません。何のための定義になりますか?

 

演習問題2-1(2)について、水位があふれる液位なったときに頭打ちでh[m]の最大値を H[m]というシステムを作成しようとしているが、.mファイルのほうでhの最大値をHに設定すればよろしいでしょうか。

 

タンクの液位のモデルで出てきたシステムパラメータですが、例題としてはすでにR=500[s/m^2]などのように与えられていましたが、実際の問題ではRの値が不明なケースが多いと思います。そのような場合、どのようにRの値を決めるのでしょうか?

 

Matlab Simlinkのモデルを使ってパラメータスタディを行う際に、複数の条件を一度に回す方法(バッチラン)はありますか?

 

Part3 システムモデルと伝達関数

原始関数の導出やラプラス変換がまだ、完全には理解できない。現状、感覚的に理解にとどまっている。色々なモデリングを模写として理解を深めていく。他にいい理解方法などはなるのでしょうか?

 

ラプラス変換のやりかたは表をみながらならできるようにはなったが、前提があるからこそ導くことができたが、実際の現場では決めることができない場合はどうすればいいんでしょうか?
車両の挙動は、外乱によって動作は保証できないため、どこまでを閾値とすべきなのか?経験則になるのでしょうか?

 

昔、業務で振動解析などを行っていました。
ラプラス変換することによって、周波数領域でシステムを見ることができるようになるのではないかと思いますが、システムの周波数特性を見たい場合などは具体的にどのような操作があるのでしょうか?

 

Tank2の伝達関数の計算について省略されましたが、詳細について教えていただけませんか。

 

複数のシステムが結合したシステムでも、それぞれの伝達関数の組み合わせで表現でき、設計上の見通しは良い。実際の製品において、どこまでの規模まで適用するのが適当なのか、考え方があるのか気になった。

 

制御対象の入出力関係を伝達関数で表現した方が見やすいとのことでしたが、
逆に伝達関数表現より状態空間モデルの方が適している場合があれば教えて頂きたいです。

 

不完全微分についてもう少し詳しく教えて下さい

 

冒頭で動的モデルと静的モデルの解説があり、線形システムと非線形システムについて、少しだけ触れていました。
非線形なシステムの具体的な例を教えていただけますか?

 

Part4 PID制御の基礎

コントローラーにKはalpha/Dになるのはなぜでしょうか。

 

FF,FB制御の理解を深めることができた。開発しているうえで、FF+FBを見たことがあるが、位相遅れはFFで改善することができるものでしょうか?

 

人間が行う制御は行動内容によってコントローラの手法や数が異なるような気がしました。
実際の制御設計では、制御したい出力が複数ある場合、出力の数だけ個別にコントローラを作成するものなのでしょうか。

 

前の動画で、プラントの特性をソフトでカバーし、機能目標を満たすのが制御、というような内容がありました。現段階では目標値追従を機能目標としているかと思うのですが、制御設計の現場で考える機能目標は他にもあれば教えて頂きたいです。

 

実際に業務の中でPID制御器を使っておりましたが、Dの部分は0(実質使っていない)だったのですが、その理由の理解が進みました。
一度目標値を超えて目標値に収束するケースがパラメータを振ることで確認できましたが、目標値を超えずに収束させることが理想の設計なのでしょうか。

 

D制御は応答遅れを持つシステムに有効ということですが、むだ時間を持つシステムについても、同様に有効に働くのでしょうか?

 

ステップ応答法の遅れ時間0.632Kuとは何処から算出されたものなのでしょうか?

 

微分制御則にて、一般的にフィルタとセットで使われることが多いとのことですが、具体的にどんなフィルタ(ハイパスとかバンドパスとか)がよくつかわれますか。システムの特性で別れると思いますが。

 

無定位系のステップ応答を求める際、R={y(t)-y(t-Δt)} / (~uΔt) をラプラス変換する際の変換式が不明でした。

 

フィードバック制御器が複数連動する(ある制御系の出力を基に別の制御系の入力が決まる場合)システムは経験上収束しにくい問題があると考えています。
これを解決するためには、制御パラメータの調整より、制御器を最小限に簡易化する、あるいは制御対象を絞り込む対策の方が根本的な解決手法となるでしょうか。制御が思い通りにならない場合の分析方法(目の付け所)が分かると、実務でも応用できると感じました。

新版 プロセス制御工学

 

PIDパラメータの調整方法について理論上は理解できたのですが、実際のプラントなどでどの様に求めているのかもう少し具体的に知りたいです。

参考URL:PIDオートチューニングの説明(アズビル株式会社)

 

ステップ応答法はオイラー法と似た考え方なんでしょうか?

 

Part5 参照モデルに基づくPID制御器設計

モデルマッチングにおける参照モデルを二項係数モデルとするところが理解できなかった。

 

現場で好まれる制御は、人のチューニングしやすさが大きいように感じますが、大量生産するような製品開発では、どのようなポイントに注意して制御方式を決めるのでしょうか。

 

今回は2項係数モデルを参照モデルとしていたのですが、ほかにも参照モデルは提案されているのでしょうか?

 

Gm_D=cell2mat(Gm, Denominator)において、’Denominator’が未定義です。というエラーメッセージが表示される。

 

tf関数の定義が気になりました。

参考URL:tf関数(Matheorks)

 

PID、PI-D、I-PDと制御器の構造が変わると制御性が変わるということを理解した。新しいシステムの制御を考えた時、制御構造をどのように検討するのかが気になった。

 

キックについてもっと詳しい説明を頂きませんでしょうか(定義など)?
動画の最後のI-PD制御器部分で、参照モデル立ち上がり時間sigmaの値を0.5から0.25や0.1に変換すると、比例動作によるキックはまた出てくるみたいです。
ここの結果とPI-D制御器の結果との違いは、少し上昇時間がありそうです。これはキックと言えますか?

PID制御のお話:第11回(最終回)  実用PID制御

 

PID、PI-D、I-PD制御の特徴を演習を通じて理解できました。
I-PD制御において、分子を合わせるような作業を行っていないにも関わらず参照モデルと出力が一致する理由が完全には理解できませんでした。
詳細な導出(補足:テキストp.5-23

 

講義の中でどの制御を適用するかが大事と言われていましたが,実際にどの制御器を採用するのかは慣れでしょうか。

 

産業機械などでは、できるだけ高応答な制御が求められる場合があると思います。実際の適用においては、設計者がσ(立ち上がり時間)をシステムとして問題が出ないようにできるだけ小さく設定するということを試行錯誤的に行うのでしょうか?

 

目標値がステップやランプのように直線的でなく、変化するような場合も実際にはあるかと思いますが、その場合はどのような制御設計が必要になるのでしょうか。

 

ロボット開発企業のBoston Dynamicsが開発中の二足歩行ロボット「Atlas」の動画を見て感じたことです。人間のようにミス(バグ?)を含むプラント・コントローラを簡易的に再現できるようなモデル構築手法はあるでしょうか。製品が意図しない使われ方・動き方をした際の制御も含めた安全性の確保ができると設計者は安心して製品を世に出せると考えています。代表的な特性(ミスのパターン)をいくつか検証して制御器設計等をするのでしょうか。

 

参照モデルのイメージが自分の中ではしっくり来ていないが、入力に対する理想的な出力を簡易的に表したものだと理解しています。認識違いあれば指摘ください。

 

産業機械などでは、台形な目標値を与える場合があると思います。台形な目標値の場合、立ち上がりの部分はランプ状の目標値と言うことができると思います。この場合において、PI制御はランプ状の部分は追従性が満足されないということができるのでしょうか?

 

極は分母多項式を特性方程式としたときの解で良いでしょうか?

 

Part6 実践!DCモータのPID制御

「二次遅れ系」=「PID制御」と直感的に判断できるものなのか?根拠を理解したいのですが、反復演習が必要だと感じました。

 

『モータの伝達係数を2次遅れ系から1次遅れ系に近似したい』理由が良く分かりませんでした。

 

近似モデルを導出することができれば、少ないパラメータで設計できるようになることは理解できました。
一方で今回のようにインダクタンスLの1つ変数だけであれば、誤差がないように思いましたが、システムが複雑になれば近似する変数が増えていくでは?と思ったのですが誤差が増えていくのでしょうか。

 

ロータリーエンコーダーでSVの値を変更しても、値がうまく切り替わらなかったので、mファイルのSVの値を変更して確認しました。
(ロータリーエンコーダーが反応しなかったのは何か設定が悪かったのでしょうか?

URL:Rotary Switch(Mathworks)

 

PID制御を速度型+積分飽和に変更したことによって、uが微妙に振動するようになったように見えます。これは微分操作によるノイズの影響でしょうか?

 

ワインドアップ現象でお聞きしたいです。手動操作から自動操作に切り替える場合、PID演算を止めて積分を0にする事で対策になるでしょうか。

 

ワインドアップ現象の対策を速度型にすることで良くなるように思いましたが、微分ゲインを上げてしまうと逆に悪影響を及ぼすとの理解でよろしいでしょうか。

 

A/D変換器の取り込んだ値を微分演算を行う時にA/D変換器でサンプリングした値を微分しようとした場合、微分する値を取り込む時間はどの様に考えればよろしいでしょうか。例えば入力信号0~24Vを0~256ビットに変換するA/D変換器で1秒間あたり1V変化した場合、1秒間では10ビット変化していますが0.1秒では1ビット変化になります。0.05秒では整数で求めると0ビット変化になります。1Vの変化量を計算してそのレベルですので0.1Vの変化量ではもっとビットの変化量が少なくなると思います。A/D変換器の分解能を例えば8192ビットにすれば良くはなると思いますが、それでも小さい変化量は取れないように様に思います。また1秒での変化量で計算しましたが微分なのでもっと短い時間での変化量を計算した方が良いと思うのですが、微分する数値を取り込む時間に関してどの様に考えれば良いか教えていただけますでしょうか。

 

速度型にする際に、PIDのD項は二回微分となり、高周波成分の影響を受けやすくなる、とのご説明がありましたが、P項にも一回微分が入った為、こちらも高周波の影響を受けやすくなるのではないでしょうか。

 

PID制御設計を行う中で、ワインドアップ現象が出た際に、どう対処するのかは理解出来た。事前に対処する方法はありますか?

 

サンプル時間を-1にするのはどういった意図があるのでしょうか?

URL:サンプル時間のタイプ(Mathworks)

 

HILSの計算は現実時間とリンクして計算しているという認識であっているでしょうか。
そうであれば、Simlink上で行っていたEndtimeよりはるかに速い計算とは、どのような違いがあるのでしょうか。

 

制御系を設計するにあたって、人命に係るような重大な機能に関しては複数制御系統を設けるのでしょうか。
例として、PID制御器が故障したと自己判断し、異常発生時の制御信号を別系統でプラント側に送る等の多重構造の設計手法は確立されていますか。

 

HIL演習にて、「実装してみるとノイズの影響からsigma=0.5が~」というお話がありました。実際、制御器を実用する上で機器の構成要素以外のノイズ(設置場所自体のノイズなど)を考慮してHILシミュレーションを行なうことはあるのでしょうか?

 

今回MATLABで演習を行っていますが、Pythonでもされていますか。書籍でPythonによる制御工学入門などがあり、pythonでも出来たら面白いかと思いました。

 

MILSの実験動画においてPID⇒I-PDの変更でワインドアップ現象がなくなったのを確認しましたが、
I-PDに変更することでワインドアップと微分キックを抑制できるという理解であっていますでしょうか。
位置型制御則=PID、速度型制御則=I-PDでしょうか。

 

今回研修で使用したコントローラは,デジタルPID制御器には相当しないのでしょうか?デジタルPID制御器の実例をご教示頂けると幸いです。

 

6-63「補足2:デジタルPID制御(PID制御器の離散化)」にて,離散時間位置型PID制御則から離散時間速度型PID制御則を考えるときに、赤字で「u(k)-u(k-1)を計算」とあります。位置型から速度型となると{u(k)-u(k-1)}/Tsを計算すると思っていたのですが,違うのでしょうか。

 

離散化した場合にシステムの処理時間の可能な範囲で極力サンプリング周期を小さくすれば連続時間系の応答に近づくと思ったのですが、小さくすることによってデメリットはあるでしょうか。

 

プレフィルタの分子多項式の次数はどの様に決めるのでしょうか?プラントモデルの次数に合わせると考えて宜しいでしょうか?

 

Part7 古典制御概論

講義資料はどこかで配信していただけますでしょうか?

 

最初の方で説明のあったロバスト制御は安定性重視により制御性能はそこそこという印象を受けました。
データベース駆動型制御のように状況変化に対して瞬時に高性能な制御が可能な方が利用シーンは多いように感じますが、ロバスト制御ならではの良さはどのような点にあるのでしょうか。

 

熱プロセスへの適用のページで、目標温度への収束を早めていた結果が示されていましたが、温度変化初期時の対応はあまり変化していないように見えました。これはデータベースに、温度変化初期時に温度変化を収束させるデータを与えてあげれば改善する見込みはある、という認識で良いでしょうか?

 

制御応答の早いシステムのケースで、シミュレーション上の理論値と実システムでの測定値が一致しているのか評価を行う場合、どの様な測定器を使用して評価されてますでしょうか。

 

MATLAB上ではSCOPEを使用していましたが、実システムでの測定器はどの様なものを使われていますでしょうか。

参考URL:Baseline-Sリアルタイムターゲットマシン(エムアイエス株式会社)

 

今回MATLABでの講義を行っていただきましたが、MATLABでのモデル構築をされる企業が多いでしょうか。

 

p.7-23の計算においてRが1/sとなるのはなぜですか?

 

モデルマッチング法は分子多項式の根が安定の時のみに適用できるとのことで実際に使うのはかなり限定的なのかなと思いました。
一方で、極配置法は分母多項式のみマッチングということでほとんどの場合に適用できるのでは?と思ったのですが、分子多項式がどんな形であっても適用できるのでしょうか。

 

ラウス配列表以外に安定性を判定する方法はあるのでしょうか?